こんにちは。人生を最大化するお金の使い方を研究しておりますよっぴーと申します。
今回は、森博嗣さん著『お金の減らし方』を読了しましたので感想を書いていきたいと思います。最近嬉しいことに読書量が増えておりまして、効率的なインプットも兼ねて書評をしてみます。
皆さんは『お金の減らし方』という本を読んだことはありますでしょうか。
小説家で工学博士である森博嗣さんが自身のお金の価値観について述べる一冊です。
お金の「増やし方」や「貯め方」を語る本は世の中にたくさんありますが、お金の「減らし方」について書いている本はなかなかないですよね。
今の僕はお金の使い方に興味を持っているので、『お金の減らし方』というタイトルに非常に惹かれて購入しました。そして、今までにないお金に対する考えに触れることができましたので、紹介していきたいと思います。
本記事の内容はこちら!
- お金の減らし方の感想
- 心に残ったフレーズ
こんな人にオススメです!
- 『お金の減らし方』が気になる人。
- もう既に『お金の減らし方』を読んだ人。
- お金の減らし方の要約を知りたい人。
この記事を読めば、お金の減らし方がどういう人にオススメなのかを理解することができます。
以下の参考文献を基に書いています。
目次
【レビュー】お金の減らし方を読んだ感想。結論:欲しいモノを買え
それではさっそく、『お金の減らし方』の感想や心に残るフレーズなどを紹介していきたいと思います。
『お金の減らし方』を読んだ感想
率直な感想を申し上げますと、新しい価値観が手に入りましたので読んで良かったなと思いました。後述しますが、今までの僕のお金に対する価値観が逆転するようなことを森さんは考えていたので、非常に勉強になりました。
①エッセイ調で読みやすい
文章が非常に読みやすいです。250ページくらいある厚めの新書でしたがあっという間に読了できます。でも新書なので読書に慣れていない人はオススメできないかもです。
②実体験が綿密に描かれている。
森さんの実体験を基に描かれているのがより分かりやすさを増幅させています。会社員時代のころや小説家になった理由など、お金の価値観を学びながら一人人間の生き方を追うことができるので、ただのマネー本ではないですね。
③ハウツー本ではない。
お金の増やし方や貯め方は実際のテクニックが書かれていることが多いかと思いますが、本書はそういう本ではありませんでした。森さんのお金の価値観がメインの本なので、本当にお金を減らしたいと思っている人には向かないです。
というわけで、
- 割と読書に親しんでいる人。
- お金の使い方に興味がある人。
- お金の増やし方や貯め方には飽きた人。
くらいの層にぴったりだと思います。基本的なお金の話はもう聞き飽きた方は新しい視点でのテーマなのでぜひ手にとってみてください!
心に残るフレーズを紹介
『お金の減らし方』では今まで自分になかったお金の価値観がか述べられておりまして、ある種の衝撃が走りましたので一部共有します。
①誰も見ないとしたらそれを買う?
まずは最も共感したフレーズです。
森さんは「多くの人は自分のためではなく誰かのためにお金を使っている。」という主張をされていまして、
それを買っても、誰も見てくれない、自慢もできない、どんな反応もない。それでもそれが欲しいだろうか?
という一文がございます。これはギクッとする方もいるのではないでしょうか。
僕もこれは思っている節がありまして、誰かに共有することが目的になっているお金の使い方をしている人は現代にかなり多いと感じています。
人のお金の使い方にケチをつけるわけではありませんが、体感として誰かのための支出はコスパが悪いと思います。
それは自分が本当に欲しいものなのか、それともそれを手に入れた自分を誰かに見てもらいたいのか、考えてお金を使うとより良い選択ができるかもしれません。
今後は「誰も見てくれないとしたら買う?」という想像をしてみてはいかがでしょうか笑
確かに、社会で生きているうちは誰も見てくれないなんてありえないと思いますが、写真を撮ってSNSにアップロードすることで満足するような買い物をしてないですか?っていうことです。
自分の「軸」でお金を使っていきましょう。
誰も見ていないことを想像して支出する。
②「必要なもの」より「欲しいもの」
次に自分の価値観がひっくり返ったと思いきや「実は自分もそうだったんだ。」と認識したフレーズです。森さんは「必要なもの」よりも「欲しいもの」にお金を使おうと述べておりまして、
必要なものよりも、欲しいものを優先しなさい
というフレーズがございます。恐らく一般的な考えとは逆のことを言っていると思います。
「欲しい物は我慢しなさい。」みたいな価値観がありますもんね。僕も欲しいものよりも必要なモノにまずはお金を使うべきだと思っていました。
ここでいう必要なものと欲しいものはこういう感じ。
- 必要なもの…他者の要請や社会の常識、習慣的に使うもの。
- 欲しいもの…自分が価値を感じるもの。やりたいこと。
つまり、森さんによると多くの人は必要なものにお金を使ってばかりいるということです。
皆さんも割と「必要なもの」にお金を使っているかと思います。でも「必要」という言葉に甘えて「必要以上」のお金を出費していませんか?
- これは必要だから仕方がない。
- これは必要経費。
- みんな買ってるし自分も買う。
みたいなセリフを何度か言ったことがあると思います。
でもよくよく考えると、最近の僕は必要なモノへの支出を極限まで削り、欲しいモノに全力でお金を使っていました。
例えば、最近で言うと天空の森へ行ったのが欲しいモノの具体例ですね。
天空の森を体験するために移動費とかを込めると10万円くらいは使ってるんじゃないかっていうアホっぷりですが、「天空の森を体験する」という経験は僕にとって何としても欲しいものでした。
でも誰にとっても僕が天空の森へ行くという経験は「必要なモノ」ではありませんよね笑
そして天空の森へ行ったという話をすると「こんなとこ行く余裕があってお金持ちやね。」って言われるんですが、一切そんなことはありません笑
自分がやりたいことを実現させるために日常生活で使うお金を極力減らしております。中途半端な贅沢には興味がありません。
確かに、日本にいる以上「必要なモノ」を買わないと生きづらくなるという点はあるかと思います。もちろん、社会から仲間外れにされるのは誰の得にもならないので避けたいところです。
なので、必要なモノに使うお金は最小限にしつつ、欲しいモノにお金を使えるようにしていきましょう。
自分が本当に欲しいモノにお金を使う。
お金の減らし方感想まとめ
ここまで森博嗣さん著の『お金の減らし方』の感想や心に残った点を書いてきました。まとめます。
- お金の減らし方は森さんのお金の価値観が知れます。
- 欲しいモノにお金を使いましょう。
ということでした。いかがだったでしょうか。
自分の効率的なインプットのためにも、書評はボチボチ書いて行けたらなと思います。皆さんの生活に少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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