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お金の使い方をアップデート②

お金の使い方をアップデートするの第2段目となります。

先日は「自己決定論に基づいて他人にお金を使うと幸福度が高まります」なんていう記事を書きました。

それに続き今回も「幸せをお金で買う5つの授業」の著者、エリザベス・ダンさんの見解を基に「なににお金を、どう使えばより幸福感につながるのか?」ってところを具体的に綴っていきます。

幸福学関連の本を読んだことがない方や、お金と幸福との関係性について知りたいって方はこの本を強くお勧めします。

社会人になり、お金の使い方を見直したい方はもちろんですが、最近お金事情でよく悩むなって方なんかは参考にしていただけると幸いです。

 

経験に使う

人間の脳には慣れというものがあります。楽しいことや、辛いことなどどんな経験も時が経てばすぐに慣れていくのが常であります。お金でも同じことが言えまして、モノを買った時の幸福度というのは脳がすぐに慣れてしまうと言われています。
しかしこれが、お金で買うものが経験になると脳が幸福に慣れるのが遅くなるので、幸福感が長続きします。時間が過ぎるにつれて脳の中で経験したことが書き換えられていきます。いい経験でも悪い経験でも時間が過ぎれば人生のネタとして価値が生まれてきますので、「物を買うよりも経験に使う方が幸福度は長続きしますよ~」ってことだそうです。

新しいことに使う

前述したことと少し被りますが、幸福度が減る/感じずらくなる原因は「慣れ」でございます。
決まったルーチンや繰り返しの作業が増えるほど幸せを感じることが減っていきます。そのため、お金を出すならできるだけ新しい体験や新しいモノにお金を使うことがミソということも書かれています
といっても、世界一周!や高級ブランドのバックを買う!とか、大きく振り切った話ではなくて、いつもと違うシャンプーにしてみるとか、違う種類のお酒に使ってみるとか、その程度のことでも十分だそうです。私も筋トレでプロテインを飲むときなんかは違う種類のプロテイン買うんですけど確かに買った時と買った後でも楽しみ度(幸福感)は高いっすね。

時間に使う

多くの人は「自分は時間に余裕があるな~」っと心から感じられることができると幸福度が高くなります
逆に「あれもしないと」「これもしないと」「あー、時間足りねー!」っていう感覚にある時というのは脳がストレスを感じて幸福を感じずらくなります。
そういったこともあ、時間を増やすためにお金を使うことはかなり良いとされています。例えば「掃除で時間が削られるわ~」っていう人はルンバや便利な収納アイテムを買い、掃除の時間を減らすと心に余裕が生まれて結果的に幸福感に結びつくというわけです。
ボランティア活動で人のために時間を使うのも、時間に対して余裕感が生まれるので良い方法とされています。ただし、注意しておくことは単に無駄な時間や暇な時間を作ればいいということではありません。「自分は時間に余裕があるから、なんか普段できないことやろうかな~」っていうところまで到達するのがベストだそう。
私の場合であれば、綺麗好きなんだけれども掃除する時間は短縮したいため、お掃除ロボットを購入して、空いた時間にこういうブログ記事やラジオ放送などの時間に費やして、誰か一人のためにでも慣ればと思いなが日々生活しております。確かに、幸福度が高いです。。

支払いは先に済ます

支払い方法の話となり、だいぶ核論の話となってしまいますが、人間の脳は基本的に「支払う」ことに対して苦痛を感じるそうです(実際の脳の痛みを感じるエリアが反応するとのこと)。

そのため、支払いと苦痛を分離できるクレジットカードは、つい使いすぎてしまう傾向が高くなっちゃうので少々危険。引き落とし日が近づくに連れてお金のことを過剰に意識してしますのも実は心と脳には良くないこと。

逆に支払いを先に済ませておくと、脳は「無料になった!」と勘違いして幸福感がアップするんだそうです。私も最近は基本的にはクレジットや電子マネーなどで支払いますが、改めてお金の使い方に対してよく考えるようになりました。

例えばデビットカードを使い、日々の食費処理は先に済ませておいたり、食事の支払いは先に済ませてしまって、ゆっくりコース料理を楽しんでそのまま帰るなど。結構先に支払うことに夜メンタルの安定性は高いものはあります。

他人のために使う

ここまで紹介した5つのお金の使い方の中で最も効果が高いのが他人のためにお金を使うことです。

他人のためにお金を使う方が、自分のためにお金を使うよりもかなり幸福度が高くなります。そして、これはなにも裕福な人に限った話ではなく、平均的な所得の人でも当てはまるとのことです。

ただし、経験談ですが今もっているお金がない状態で他人のためにじゃぶじゃぶお金を使ってしまっては本末転倒でございます。しっかりと自己決定論に基づいてお金を支払い、最低限自分のお財布事情も考慮した上で気持ちよく使うのが吉です。

まとめ

そんなこんなで幸せをお金で買う方法について綴りました。まとめると、
  1. 経験に使う
  2. 新しいことに使う
  3. 時間に使う
  4. 支払いは先に済ます
  5. 他人のために使う
まだまだ本書には根拠となる物語や実験が豊富に書かれていますのでさらに深く知りたい方は購入することをお勧めします。
社会人になって一人暮らししている方は、生活費や固定費が多く、使えるお金が限られてくるからこそ、浪費や消費だけでなく、自分への投資や、自分がより幸せになるお金の使い方についてアンテナを張っておくことが大切になるなと痛感しております。
一人暮らしの方はもちろん、実家暮らしでお金に少し余裕があるかたなども、今後のお金の使い方の参考になれば幸いです。