こんにちは。人生を最大化するお金の使い方を研究しておりますよっぴーと申します。今回は、理想的な貯金の割合について書いていきたいと思います。
皆さんはこんなことを思ったことはありませんか?
「平均的にどれくらい貯金してるんやろ。」
「手取りの何%を貯金に回すのがベストなんやろ。」
「貯金に回す割合の目安を知りたい!」
こんな風に、周りがどれくらい貯金をしているのか、いくらくらい貯金したらいいのか気になる方は多いかと思います。
自分が周りと比べて全然貯金できていなければショックですし、平均よりも貯金ができていたら嬉しいですもんね。
理想的な家計簿の割合を学ぶまで僕はほとんどを貯金しているような人間でした。貯金は多ければ多いほどいいと思っていましたので、できる限り支出を減らして貯金に回していました。
貯金をしているだけでは人生面白くないって気づいたんですよね。
過去にもお金を使えーという話をしましたが、お金を貯めるだけでは人生が味気なくなっていきます。でも貯金は大事。
なので一定の割合で貯金をしつつお金を使っていけたらベストということが判明しました。というわけで今回は、平均的な貯金の割合と理想の家計簿の割合について書いていきたいと思います。
これから貯金を始める人や既に貯金をしているけど不安を感じている方は最後までお付き合いいただけると幸いです。
✅こんな人にオススメです!
- 周りがどれくらい貯金しているか知りたい人
- 手取りのいくら貯金したほうがいいか知りたい人
- これから貯金頑張ろうと思っている人
この記事を読めば、どれくらい貯金するのが理想的な家計簿かということを理解することができます。
✅内容はこちら!
- 平均貯蓄額はいくら?
- 理想的な貯金の割合とは?
- いつまで貯金する?
✅参考文献を基に書いています。
理想的な貯金の割合とは?結論:手取りの〇割は貯金してください。
それではまず周りの人がどれくらい貯金しているのかを知っていただきます。
平均の貯蓄額はどれくらい?
周りの人がどれくらい貯金しているかどうかって結構気になりますよね。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査【単身世帯調査】」を参考にしたデータがございましたので見ていきましょう。
20代単身者の平均貯蓄額
まずは20代の単身者の平均貯蓄額を見ていきましょう。
20代の単身者の平均貯蓄額
- 年収300万円未満……平均値72万円/中央値8万円
- 年収300万~500万円未満……平均値230万円/中央値100万円
- 年収500万~750万円未満……平均値554万円/中央値100万円
実態に近い中央値で考えると、貯蓄率は年収300万未満の人は3%未満。年収400万円の人は25%くらいということが伺えます。年収600万円くらいの人は16%と年収ごとでもバラバラですね。
面白いことに年収が一段上がっても中央値は変わっていませんね。年収が増えても貯金が増えるとはいえないようです。
30代と40代単身者の平均貯蓄額
30代と40代も見ていきましょう。
30代の単身者の平均貯蓄額
- 年収300万円未満……平均値256万円/中央値15万円
- 年収300万~500万円未満……平均値450万円/中央値140万円
- 年収500万~750万円未満……平均値851万円/中央値365万円
40代の単身者の平均貯蓄額
- 年収300万円未満……平均値223万円/中央値2万円
- 年収300万~500万円未満……平均値772万円/中央値215万円
- 年収500万~750万円未満……平均値1384万円/中央値522万円
- 年収750万~1000万円未満……平均値3576万円/中央値3275万円
こんな感じです。皆さんの年齢と年収を照らし合わせて自分がどこら辺に位置するのかを理解していただければと思います。
2人以上世帯の平均貯蓄率は34.2%とも言われていますので家族形態によっても異なるのかもしれませんね。
理想的な貯金の割合とは?
ここまで平均の貯金額はこれくらいだよーという話をしました。もしかするとこんなことを思った人はいませんか?
「いや34.2%なんか貯金できるわけねえよ」
これから貯金をしようと思っている人からすると、いきなり手取りの3割を貯めるのは難しい感じがしますよね。
安心してください。僕が提唱する理想の貯金の割合は3割よりは少ないです笑
ネタバレしますと、理想の貯金額の目安は手取りの2割です。額面ではなく、手取りの2割を貯金するようにしてください。
手取りが20万円の人であれば4万円貯金するというわけです。
具体的には、【貯金と生活費と自己投資】の割合が【2:6:2】になるのが理想です。これ以上でもこれ以下でもありません。
詳しく解説します。
貯金は手取りの2割
手取りの2割は貯金できるようになりましょう。
毎月手取りの2割を貯金できるということは、年間で年収の2割を貯金できることになります。
この2割貯金を継続すると5年間で年収分の貯金が貯まることになります。
年収500万円であれば100万円×5年間で500万円ですよね。
月々の2割の積み重ねがいずれ大きな成果を生むということがご理解いただけるかと思います。
生活費は手取りの6割
生活費は手取りの6割で抑えるようにしてください。手取りが20万円の人であれば12万円で生活するということです。
生活費と言えば、
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
- 食費
- 日用品
などなど、生きていくために皆さんが日々消費しているものがあるかと思います。
皆さんの家計簿を振り返っていただきたいんですが、恐らく生活費が8割くらい占めているのではないでしょうか。
6割を超えている分については、改善できるポイントがあるかもしれません。家計簿に無駄はないか、減らせる消費はないか確認してみましょう。
ただし節約のしすぎには要注意です。
自己投資は手取りの2割
自己投資には毎月手取りの2割を使うようにしましょう。自己投資はむしろ2割を意識的に使ってください。
なぜなら、自己投資は将来的に収入を増やすための重要な源泉であるにも関わらず、意識的に使わないと後回しになってしまう分野だからです。
皆さんは毎月自己投資に一定割合を割けていますか?
- 英会話スクール
- 資格の勉強
- 本
- アクティビティ
などなど、自分の市場価値を高めてくれるような挑戦や努力を自己投資としますが、もしかすると毎月確保できていないという人は多いかもしれません。
正直自己投資って別に今すぐやらなくてもいいんですよね。いつからでも始められるしなくても生きていくことは可能なんです。
だからこそ、毎月の予算にあえて自己投資を組み込んでいただきたい。いつでも始められるからこそ、いつまで経っても始めない可能性が高いです。
貯金の割合を守ると同時に自己投資の割合も確保していきましょう!実際に経験にお金を使うことは幸福度にも良い影響があります。
いつまで貯金する?
ここまで理想的な貯金の割合は2割ですよーという話をしてきました。しかしこんなことを思った方はいるのでは?
「いまどき貯金なんかし続けてなんのメリットがあるの?」
確かに、昔は銀行に置いておけば増える時代でしたが現代は貯金のメリットを感じにくい世の中になりましたので、貯金を積み上げること嫌気が差す方はいるかと思います。
貯金は精神的支柱
なぜ最低限の貯金が必要かと言いますと貯金が精神的な支柱になるからなんですよね。
例えば、
- 貯金が1000万円で起業するAさん
- 貯金が50万円で起業するBさん
を考えた場合に、貯金が1000万円あるAさんの方が新しい挑戦に対して一定の余裕があると考えられますよね。
逆にBさんは失敗すると無一文になる可能性が大なので、なかなか安心することは難しいです。
確かに、貯金がないときのほうが火事場のバカ力が発揮されるという方もいるかもしれませんが、一般的にはお金がないという不安は脳機能を定価させるほど人間にとって有害です。
シンプルに貯金があるほうが行動しやすいですし、将来に対する不安も減らすことができるので、貯金は一定額必要なんですよね。
貯金はまず生活費の3か月分
貯金をし続ける目安としては、まずは生活費の3か月分を貯められるようになってください。生活費の3か月分の貯金を「生活防衛費」と呼んでいます。
その名の通り、何かあったときに自分の生活を守れるようにするための貯金です。
例えば、手取り20万円の6割である月12万円で生活している人は12万円×3か月で36万円を目指すことになります。
生活防衛費が貯まった後は、これまで貯金に回していたお金を金融投資に回していきます。「貯金:生活費:自己投資=2:6:2」が「金融投資:生活費:自己投資=2:6:2になるというわけです。
貯金ではなかなか増えない時代ですが、精神的な安心のためにも生活費の3か月は貯めて、その後は投資に回していきましょう。
最初のゴールは生活費の3か月分の貯金
貯金割合まとめ
ここまで貯金の理想的な貯金の割合について書いてきました。まとめます。
- 理想的な貯金の割合は2割。
- 2割貯金:6割生活費:2割自己投資。
- 生活費の3か月分はまず貯金しよう。
ということでした。いかがだったでしょうか。
理想的な貯金の割合について書いてきましたが、これは皆さん全員に当てはまるわけではありません。お金を管理する目的は、皆さんが幸せにお金を使うことにあります。
貯金をたくさんできていても幸せでないのであれば意味がありません。
なので今回の目安は最初のゴールとして使っていただければ幸いです!最終的に皆さんなりのお金の使い方を見つけていただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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