こんにちは。人生を最大化するお金の使い方を研究しておりますよっぴーです。今回は、僕の人生に最も影響を与えた一冊『DIE WITH ZERO』を参考文献にしまして、20代こそお金を使うべき3つの理由を解説していきます。
先日、『20代こそ資産運用をするべき』という記事を書いたばかりにも関わらず、今度は「お金を使え!」と主張するは矛盾しているのではないか?と思われるかもしれませんね。
しかし、僕はお金を使うこととお金を貯めることは共存できると考えています。
「一定のお金を貯めて一定のお金を使う」ことができれば実現は可能です。なので、資産運用を推奨しつつかつお金を使ったほうがいいよーという記事も書いていきますね。
本記事の内容はこちら!
20代こそお金を使うべき3つの理由
- 体力的に環境的に自由度が高い。
- 自分資産と記憶の複利効果がある。
- 人は老後もお金を使わない。
以下の参考文献を基に書いています。
- 『DIE WITH ZERO-人生が豊かになりすぎる究極のルール』
↑人生で一冊選ぶなら迷いなくこれ。無人島にも持っていきます。
20代こそお金を使うべき3つの理由とは【結論:一生使わないから】
それではさっそく、20代こそお金を使ったほうがいいよーという話をしていきます。
理由①体力的・環境的に自由度が高い
20代でお金を使うべき理由の一つ目は、体力的にも環境的にも20代でしかできないことがあるからです。
80歳でバンジージャンプはできない
若い今だからこそできることって結構あると思います。
例えば、80歳のときにバンジージャンプに挑戦する人はいるでしょうか。
もちろん極端な例であることは承知していますがさすがに難しいですよね。年を取るとやりたくてもできないことって必ず出てきます。
20代のいま1万円のバンジージャンプを我慢して貯金をすることはできますが、十分な貯金を手に入れたときにはすでにそれができない年齢であることが結構ありえます。
お金を無駄にすることよりも人生のあらゆるチャンスを逃すほうがもったいないですよね。
年を取れば自由度は下がる
確かに、バンジージャンプなんてお金を払ってやりたくないよという人は多いでしょう。
しかし、一人旅や友達と旅行に行くことでさえ、家族ができたらそう簡単にできることではありません。(お小遣い制になったら趣味すら奥さんに制限されるかもしれませんし笑)
人間なので年を重ねると体力的に間違いなく衰えていきます。
そして、家族ができると責任が生まれて自分ひとりの自由度は落ちます。
なので、そう考えると20代って人生の中で割と貴重な時間なんです。
というわけで今しかできない体験には惜しみなくお金を使っていきましょう。
理由①年を重ねると体力的に環境的に自由度が落ちる。
理由②自己資産と思い出の複利効果
次に、20代のころに自分に使ったお金は、市場価値や思い出として資産となり先の人生で複利効果を生むからです。
複利で時間を味方につける
20代こそ資産運用を始めるべきという記事でも「複利の効果」が素晴らしいことについて書きましたが、自分資産についても同じことが言えます。
例えば、25歳で年収が800万円に到達した人と30歳で年収800万円に到達した人では、金融資産の増え方が全然違いますよね。
単純計算でも35歳の時点で見ると4000万円以上の差があります。
しかも、体力的、環境的だけでなく金銭的にも若ければ若いほど自分のために挑戦できる環境にあります。
家族ができたら給料は自分だけのお金ではなくなりますからね。
なので、市場価値を上げるのは早ければ早いほどいいというわけです。せっかく豊かになるのであれば、先の人生は長いほうが良いことに反対する人は少ないと思います。
記憶の配当
さらに、思い出を作るのが早ければ早いほど、「記憶の配当」が発生します。
皆さんに問いたいのですが、
- 25歳で世界一周の旅をした人
- 60歳で世界一周の旅をした人
Q.どちらのほうがその旅について人生で思い出す回数が多いと思いますか?
「何を聞いてんだ!」と思われるかもしれませんが、25歳で体験したことの方が人生を通すと思い出す回数が多くなりますよね。
これを読んでくださっている中にも
- 「大学生の頃に行った海外旅行が楽しすぎた。」
- 「高校生の時に友達とバカやってたのが忘れられない。」
- 「若い時に行った一人旅の経験が今も活きている。」
という人はいるかもしれません。楽しい思い出を振り返るときって少しでも幸せな気持ちに浸れますよね。
つまり、若い時に経験で得た思い出は、今後の人生で思い出すたびに喜びを与えてくれるというわけです。これを「記憶の配当」と言います。
喜びだけでなく過去の経験が次の新しい経験に活きてくることもありますから、思い出作りに励むのは人生を豊かにする方法だと言えます。
そんな余裕がないという方へ
確かに、自分や経験に使うお金なんて全然残らないよ!という人はいるかと思います。そういう方にオススメなのが、家計簿をつけることです。
家計簿をつけていないのにこれ以上無駄がないとは言えないでしょう。
もし家計簿をつけているのであれば、ミニマムライフを計算してみるのも一つの手ですね。
僕を含めた誰しもが無駄なお金の使い方をしています。
たまに「お金を捨てている」という表現を使うのですが、「お金を使うこと」と「お金を捨てること」を同じにしてはいけません。
捨てるお金を減らしてできる限り自分や経験にお金を使いましょう。
理由②若い時の資産や思い出は今後の人生をより豊かにする。
20代でお金を使うべき理由③貯めたお金は結局使わない
最後に、せっかく頑張って貯めたお金を結局年を取っても使わないからです。
「お金はあの世に持っていけない」という言葉があるくらいですからね。
結局使わない
実は若いとき我慢して頑張って貯金をしたのに年を取ったらそのお金を使わないんです。
「じゃあ結局いつ使うんだよ!」ってシンプルに思いますよね笑
大抵の人は必要以上にお金を貯めて使うタイミングを逃してしまうんです。
人が何十年もかけて増やした資産を老後になっても使い始めないということは統計データからも読み取ることができます。
70代になっても貯め続ける
例えばFRBの調査によると、
70代後半になっても貯蓄は減り始めず、世帯主が75歳以上の家庭の純資産の中央値はすべての年代の中でもっとも高い。
ということが分かっています。
さらにアメリカ従業員給付研究所の調査では、
全退職者の3分の1が資産を取り崩すのではなく、退職後に資産を増やし続けている。
ということも分かっています。
つまり、現役時代に「老後のために貯金をする」と言っていたくせに、老後になってもできる限りお金を貯め続けようとする人がいるというわけです。若い時にコツコツ貯めたお金を使うタイミングって死ぬ直前まで訪れないんですよね。
あくまで持論ですが、若い時にお金を貯め続けた人ほど「お金を使うこと」に抵抗があるのでこの傾向が強いと思います。
人生設計によって貯金は必要
もちろん、
- 「持っている資産をすべて使い尽くせ!」
- 「貯金を一切するな!」
と言っているわけではありません。
人生設計によっては貯金も必ず必要です。
例えば、
- 「将来子どもができたら大学まで行かせたい。」
- 「結婚式は盛大に開きたい。」
- 「でっかいマイホームを建てたい。」
という人生設計を作っているのであれば、間違いなく貯金は必要でしょう。
そして、誰しもが不慮の事故に巻き込まれる可能性はあります。なので一定の貯金は必要です。かくいう僕も貯金ゼロで生きていたら、ソワソワして不安で仕方ないです。
僕が問題だと考えるのは、必要以上にお金を貯めこむことやお金を使うタイミングを死ぬ直前までずらし続けていることだと思います。
ただ無目的に老後のためにお金を貯めるのではなく、若い時からも適切に使っていきましょう。
理由③老後になってもお金を使わない人は多い。
20代こそお金を使うべき理由まとめ
ここまで20代こそお金を使うべき理由について書いてきました。
まとめます。
- 体力的に環境的に自由度が高い。
- 自分資産や思い出に複利が得られる。
- 老後になっても使わない可能性が高い。
いかがだったでしょうか。
個人の経験からも「年を取ってお金があっても使うのが難しいよな。」と感じることがありました。
一方で今なら挑戦できることが山ほどあると思います。やりたいことリストを書いたくらいです笑
なので、僕を含めた20代の皆さんは積極的に経験や自分にお金を使っていきましょう。
お金を捨ててない?
この記事を読んで「自分はお金を使っているから大丈夫だ」と思った人もいるかと思います。
でも先ほども言ったように、「お金を使うこと」と「お金を捨てること」を一緒にしてはいけません。
もしかすると、支出が「経験への投資」ではなく「ただの浪費」になっている可能性もありますので、もう一度自分の家計簿を振り返ってみましょう。
これは自分への戒めなんですけどね笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。